トコジラミと介護業界

介護業界でも問題の
トコジラミとその駆除方法

 

 

 

日本で嫌われるトコジラミとその生態

日本へ入ってきた害虫がトコジラミです。


江戸時代頃から日本に入って広がってきたと言われており、18ヶ月も血を吸わなくても生きていられる強い生命力により、その生息範囲を拡大しています。

日本での被害は宿泊施設や介護施設、ネットカフェや映画館などありとあらゆる場所で報告されています。

狭いところや暗いところに潜んでいて、ノミのように跳ねて人にくっつき血を吸うだけでなく、吸われた人間はアレルギー反応を起こすことがある厄介な害虫です。

大きさは5mmから7mmとダニに比べやや大きく肉眼でも確認できますので、もし自宅や職場でトコジラミを一匹でも見かけたら注意しましょう。

繁殖力が強く、一部屋に数千匹発生したというケースもあります。

 

介護業界とトコジラミ

特にトコジラミに気を付けたいのが介護業界です。

寝たきりの高齢者は自身で体を動かすことが出来ないので、トコジラミに何箇所も刺されてしまいます。

介護施設でも被害が増えていて、トコジラミが発生した施設では、一時的に事業がストップしてしまうなど大きな影響が出ることも多いです。

サイズが非常に小さく、体が平べったく狭い隙間に隠れていることも多いので駆除にも苦労をする害虫なので、完全に駆除ができるまでに駆除費用も高くなってしまいます。

個人で高齢者を介護している方はもちろん、事業で介護事業を営んでいる法人もトコジラミの被害に遭わないよう気を付けましょう。

 

ピレスロイド系殺虫剤が効かない!?

スーパートコジラミも登場

一般的な殺虫剤によく使われている成分がピレスロイドです。

人体への影響が少なく、害虫だけに効果を発揮し、速効性や忌避効果がありノミやダニにも効果を発揮します。

ただ、最近はそんな害虫駆除の定番とされるピレスロイドが効かないスーパートコジラミによる被害も日本で急増しています。

ピレスロイドが効かないとなると、通常とはまた違った駆除方法で駆除をする必要があります。

市販の殺虫剤では対処できないトコジラミもいますので、自宅や施設にトコジラミが発生した方は、まずは専門の業者に相談をすることが大切です。

 

 

困ったらトコジラミの生態に長けた専門業者へ

 

トコジラミの駆除は専門家に任せたほうが良い理由は、ピレスロイドが効かないスーパートコジラミがいるからではありません。

トコジラミの生態をよく知っておかないと、どこに多く潜んでいるかが分かりません。

殺虫剤を撒くにしても、トコジラミが潜んでいるところに撒かないと意味がありませんので、効果的に殺虫剤を撒いてくれる専門家に頼ることはとても賢い選択です。

トコジラミは生命力が強く、一日殺虫剤を撒いただけでは駆除できませんので、じっくり的確な駆除を行ってくれる業者に任せましょう。

また、トコジラミをしっかり駆除できないと、衣服などに着いたトコジラミが原因で家族や知り合いに被害が行ってしまうことも考えられますので、被害拡大を押さえるという意味でも大切です。